ネレヴァリン のバックアップ(No.1)


転生、予言の成就

ネレヴァリンは第一紀にダークエルフ?がまだチマー?と呼ばれていた時代の王、インドリル・ネレヴァー?の転生した人物とされている英雄である。

かつてトライビューナルが現人神となったとき、ネレヴァーを裏切ったとされている。彼の庇護者であったアズラはその裏切りに怒り、チマーらに呪いをかけた。その肌を見る度に自らの罪を自覚させるために黒い肌、赤い瞳へと変じさせたという。そして同時に「いつの日かネレヴァーを転生させ、このねじ曲がった事象を正すとしよう」とも予言したとされる。

ネレヴァリンが生まれたのは第三紀、予言の日であったという。誤って囚人として捕らえられていたネレヴァリンは第三紀427年にモローウインドへと移送された後、数々の英雄譚として語られるべき活躍を見せた。

カグレナックの祭器、レッドマウンテン

ネヴァリンが真実、ネレヴァーの転生した姿であったかどうか、現在では誰も知ることはできない。しかし、ヴィヴェック?はついにアズラの予言が数千年の時を超えて成就しつつあることを知った。ヴィヴェックはカグレナックの祭器をネヴァリンに手渡し、デイゴス・アー?を打ち倒し、ロルカーンの心臓?を壊すことを依頼した。それが自らの死を意味することと知りつつ、である。

ネレヴァリンはトライビューナルが不死と転じた原因のロルカーンの心臓を潰し、かつての親友であったデイゴス・アーを倒した。同時にトライビューナルのアルマレクシア?、そしてソーサ・シル?もその姿を見せなくなったという。

ただ一人残されたヴィヴェックもすべてが幕を閉じた後に行方不明となった。

トライビューナルはその信仰とともに崩壊し、モローウインドはひとつの時代の終焉を迎えた。

その後のネレヴァリンの行方は杳として知れない。一説ではアカヴィリ?に向かったともされる。