トライビューナル のバックアップ(No.5)
トライビューナル(The Tribunal,Almsivi/アルムシヴィ)とは、かつてモローウインドに存在した3人の現人神の総称。ダークエルフ?の間ではアルムシヴィの名称で知られる。
ドワーフ、チマー、そしてデイゴス
ドワーフとチマー?の戦いとして知られるレッドマウンテンの戦い?の最中、ドワーフたちは唐突にタムリエルから消え去った。チマーの王であるインドリル・ネレヴァー?とデイゴス・アー?は、その原因となったカグレナックの祭器とロルカーンの心臓?を見出した。あるいは見出してしまった。
チマー王の助言者、すなわちトライビューナルであったヴィヴェック?、ソーサ・シル?、アルマレクシア?の3人はネレヴァーからの報告を受け、レッドマウンテンに向かった。
しかし、レッドマウンテンでそれらのアーティファクトを護っていたはずのデイゴスは、祭器の影響で精神に異常をきたしていた。やむなくネレヴァーら四人はデイゴスを打ち倒した。
こうして神器を手に入れた4人はデイゴスの悲劇を繰り返すべからずとして、道具を使わないことをアズラの名の下に誓い合い、レッドマウンテンの麓にすべてを埋めて彼の地を去った。
だが、ネレヴァーの死後、ヴィヴェック、ソーサ・シル、アルマレクシアの3人は神器を使う誘惑に負けた。カグナレックの祭器でロルカーンの心臓を打ち、神の精髄を受け止めた。彼らは不死の存在となったのである。
この定命の者たちの裏切りにアズラは激怒し、チマーの種族すべてに呪いをかけた。以降、彼らの肌は黒くなり、瞳は燃えるような赤となり、ダークエルフ?と呼ばれるようになった。彼らがその肌を見る度に、自分らの犯した罪を自覚させるために。
それでもトライビューナル3人は不死の現人神として灰色の肌を持つダンマーらの信仰対象とすらなり、善政を行った。彼らはアカヴィリからのモローウインド侵略を撃退し、さらにはメエルーンズ・デイゴンの襲撃からタムリエル全土を護ったことすらある。
トライビューナルらは第三紀末期まで生き続けたという。
註:このトライビューナルが不死の存在となった出来事に関してはいくつかの異なる伝説が存在する。モローウインドの放浪民であるアッシュランダーの口伝を参照せよ。