デイドラ のバックアップの現在との差分(No.4)


転生、予言の成就


ネレヴァリン(Nerevarine)は第一紀にダークエルフ?がまだチャイマーと呼ばれていた時代の王、インドリル・ネレヴァー?の転生した人物とされている英雄である。

かつてトライビューナルがロルカーンの心臓?を用いて現人神となったとき、ネレヴァーを裏切ったとされている。

彼の庇護者であったアズラはその裏切りに怒り、チャイマーらに呪いをかけた。その肌を見る度に自らの罪を自覚させるために黒い肌、赤い瞳へと変じさせたのである。そして同時に「いつの日かネレヴァーを転生させ、このねじ曲がった事象を正すとしよう」とも予言したとされている。

ネレヴァリンが生まれたのは第三紀のある予言の日、予言の通りに両親すらも知られていない孤児であったという。囚人として捕らえられていたネレヴァリンは第三紀427年にモローウインドへと移送された後、数々の英雄譚として語られるべき活躍を見せた。


カグレナックの祭器、レッドマウンテン


ネレヴァリンが真実、ネレヴァーの転生した姿であったかどうか、現在では誰も知ることはできない。しかし、ヴィヴェック?はついにアズラの予言が数千年の時を超えて成就しつつあることを知った。ヴィヴェックはカグレナックの祭器をネレヴァリンに手渡し、デイゴス・アー?を打ち倒し、ロルカーンの心臓?を壊すことを依頼した。それが自らの死を意味することと知りつつ、である。

ネレヴァリンはトライビューナルが不死と転じた原因のロルカーンの心臓を潰し、かつての親友であったデイゴス・アーを倒した。同時期にトライビューナルのアルマレクシア?、そしてソーサ・シル?もその姿を見せなくなったという。

ただ一人残されたヴィヴェックもすべてが幕を閉じた後に行方不明となった。

トライビューナルはその信仰とともに崩壊し、モローウインドはひとつの時代の終焉を迎えた。

その後のネレヴァリンの行方は杳として知れない。一説ではアカヴィリ?に向かったとも、デイドラの呪いを受けて人狼と化したともされる。
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  • TES3 Morrowind本編、および追加コンテンツTribunal、Bloodmoonより。ネレヴァリンはTES3の主人公。

デイドラ


デイドラとはオブリビオン次元に棲む異形のものたちの総称である。その中でもデイドラロード(デイドラ神)、デイドラプリンスと呼ばれる強力なデイドラが存在する。

現在のところ、16柱のデイドラ神が知られており、さまざまな力を持ってタムリエルに影響を及ぼしている。九大神のようなメジャーな信仰ではないが、シロディールでもデイドラ信仰はわずかながらも確認されている。

デイドラ神はそれぞれの次元(オブリビオン次元)を司っており、そこに居住をかまえている。なお、オブリビオンにおいてシロディール各地に現れたオブリビオン次元はメエルーンズ・デイゴンのものであり、他のデイドラ神のオブリビオン次元はまた異なる。

デイドラ神はその力の結晶としてタムリエルにアーティファクトをもたらすことがあり、数人の英雄がこれらのアーティファクトを用いたことが歴史でも確認されている。

デイドラロード(Daedric Princes)